2014年2月16日日曜日

【報告書】 DT125M エンジン オーバーホール ②

おはようございますなアコモです。
おはようございます。
 
さぁ、エンジンの泥油を洗浄して開けてみましょう。
 
クランク大端のチェック。
縦方向にガタ無し。サイドクリアランスも0.4mmで基準値内OK
 
 
 小端もきれい
 

ピストン
吸気側スカートにアタリあり


まぁ、この程度ならまだまだ大丈夫。
修正して再利用しましょう。

小端ベアリングも銅メッキ残ってるし、ピストンピンもOK 
 
 
シリンダー 致命傷なキズなし 
 
吸気側にちょっとサビでてる。表面だけだから修正可能。
 
 
マグネット外して確認。
このエンジン、ほんときれい。そんなに走ってないのか?
それとも一度開けられてるのか?
 
ん?
んん??
 
ソースコイルにキズだ!
点火はしてたから、断線まではいってないけど・・・
傷口がきれいやから、最近ついた傷。
先のこと考えると交換しときたいなぁ。
 
 
コイル外してクランクシール確認
 
うん、やっぱりキレイ。抜けてないね。
 
 
裏返して、クラッチ側を確認しましょう。
 
お!
おお!?
 
 
キックシャフトのオイルシールのリップがめくれてる・・・

クラッチ側もキレイ。ギヤも当たりついた程度。

む!
むむむ!!!

クラッチボス締結ナットの緩み止めワッシャーが折ってない!!!!!!
やっぱり一度開けられてるな。


あまりにキレイだから、ケース割らずにおこうかと思ったけど・・・
これは確認のためにも、全バラしたほうがええな。

 
割った。
 ミッションは新品かと思うぐらい良好。
 

大端ベアリング
ちょーっとゴロゴロ感がある。
エンジンかけたときに音が出てたのは、これやな。


ここまでざっと見た感じでは、人災が数点あったけど致命傷はなし。
大端ベアリング、ピストン、シリンダが大丈夫なので、外注もなし。
洗浄と消耗品を交換して、組みましょう。

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